2025年2月17日(月) 成瀬尾根道 | ||
4月の気温に誘われて恩田川に流れ込む奈良川、そして東京都町田市と神奈川県横浜市の境界をなす成瀬尾根道を散歩する。暖かなのは良いが、それに比例して飛来する花粉が増したようで、くしゃみをしながらの情けない歩行となるが、マスクをして何とか2時間余り春を探して歩く。 恩田川に流れ込む奈良川沿いには田圃が広がり、紫のホトケノザに混じって早春の野草・オオイヌノフグリが青い可憐な花を咲かせている。越年草で冬の間に四方に勢力を伸ばしていくという、中々したたかな草で、ホトケノザを圧倒して咲き誇っている。 奈良川を離れて成瀬尾根道に出ると、暖かな陽射しに誘われたのであろう、同じく散歩を楽しむ老人の姿が多くなる。尾根の土道は落ち葉で覆われて、歩を進めるたびに足裏にクッションの効いた心地よい刺激を感じ、サクサクと柔らかな音が跳ね返ってくる。わずかなアップダウンを繰り返す尾根道の路傍には、スイセンが白い花を咲かせ、殺風景な冬枯れにアクセントを与えている。 恩田川に向かう帰路にあるあかね台熊の谷(くまのやと)公園の花壇の一画に、黄色い菜の花が春の訪れを念押ししている。 |
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奈良川沿いに咲くオオイヌのフグリとホトケノザ |
成瀬尾根道を彩るスイセン |
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あかね台熊の谷公園 菜の花 |
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